あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

普通のオスとチャラ男がいます ハゼ

チャラ男という言葉が出てきたのは、いつくらいなんでしょう。ピアスに、金髪メッシュ、なよなよとした体でふらふらと歩いています。ナンパに精を出し、軽いチャラチャラした言動で「チャラ男」。昔から軟派・硬派という分け方でタイプとしては存在しましたけれど、一種のキャラとして認知されたのはここ数年ではないでしょうか。チャラ男本人は「遊び」が中心で、婚活相手にはほど遠いですし、自分は婚活してるなんて意識もおそらく全くないでしょう。でも、生き物の中では、この「チャラ男」が最大の婚活になっている生き方があります。それはハゼの一種。アメリカの五大湖に住むハゼの一種には、同じ種族なのに「チャラ男」と「普通の男」の2種類のオスがいることが2009年に発見され話題を呼んでいます。そして色白でナヨナヨとしています。一見するとメスのよう。しかし体は半分ですが、なんと精巣は大きく、精子の数は普通オスより多いほど。このチャラ男オスは、メスに偽装して巣に入り込み生殖行為だけして逃げます。なんとすごい!普通のオスも生殖行為をしないわけではありません。ちゃんと求愛行為もするし、メスをひきつけるフェロモンだって出しています。でも、こうしたチャラ男オスに負けてしまうこともしばしば。じゃ、全部のオスがチャラ男になればいいじゃん、というとそうでもありません。メスの巣に入り込むために、偽装するため体が半分だったりすることは他の魚に食べられる危険性も高いということですから、生存可能性や力強さなどでは負けるでしょう。でも、婚活的には大有利な存在となっています。
そっと巣に入り込み、やるだけやって逃げ、自分の遺伝子は残せるのですから、生き物の「婚活」で言えば、大成功の部類です。もとはカスピ海のハゼの一種で、船などで運ばれアメリカの五大湖に来たようです。大成功の証拠として、他の魚と比べ、このハゼの一種は現在大繁殖しています。同じ種類の中で「チャラ男オス」「普通オス」という2種類がいることで、選択がひろがります。そして生存競争でどんどん勝ち残り、数が増えていきます。日本の新聞系報道などでは「間男ハゼ」なんて書かれていました。まあ、実際そんなですけど。人間の世界ではチャラ男キャラが「婚活」に有利ということは現状ほぼありません。一部の女子にはもてるでしょうが、遊びはともかく結婚には向かないと思われています。でも状況によってはこのハゼのように「チャラ男的生き方」が一番の婚活になる時代が来るかもしれません。意外と時代の価値観って、どんどん変わってくるものですから。今、不景気の影響なのか「弁当男子(弁当を自分で作って持ってくる)」「水筒男子(ジュース代節約のため水筒持参)」などが「しっかりしてる」と前向きに評価されています。それと同じで、チャラ男も最大の婚活になる!……かも。