相手のマネをして好感度上昇

最初のうちは全員でトークしていますが、次第に話の合いそうな人同士、あるいは隣の人同士で話をするようになります。いわゆる「ツーショット」ですね。それがお気に入りの相手なら、ここでいかに彼のハートをつかむかがポイントとなります。おしゃべりがあまり得意じゃない人にとっては、「どうしよう？」と不安になりますが、大丈夫。実は簡単に相手の心をグッと引き寄せる方法があるのです。たとえば、こんな会話があったとしましょう。男「先週、ゴルフに行ったんだけどさあ」、女「ええ」、男「うしろの組の人がなんとホールインワンをしたんだよ！」、女「へえ、それはすごいですねえ」、男「でも、ホールインワン保険に入っていなかったみたいで、慌ててたよ。キャディさんのチップやゴルフ場への植樹なんてキマリもあるしね……」女「それはその方も大変でしたね」これでも悪くはないのですが、セールスマンやクラブのホステスさんなどがお客さんに対してよく使う「あるテクニック」を用いると、こんなふう。男「先週、ゴルフに行ったんだけどさあ」、女「へえ、ゴルフですかあ」、男「うしろの組の人がなんとホールインワンしたんだよ！」、女「え～、ホールインワン？スゴ～イ」、男「でも、ホールインワン保険に入ってなかったみたいで、慌ててたよ。キャディさんのチップやゴルフ場への植樹なんてキマリもあるしね……」、女性「保険に入ってなかったんですか？それは大変そうですね」、そう、相手の言葉をオウム返しにするだけ。このほうが自分の話を熱心に聞いてくれている、共感してくれているという印象になり、次第にアナタに親近感を抱くようになるのです。これは言葉だけでなく、動作においても有効。たとえば、彼がグラスを手にしたときに自分もグラスを手にしてみる。髪の毛を触ったら、同じように髪の毛を触る……。これだけで彼は鏡の中の自分を見たような、「自分に近しいもの」である錯覚に陥るのです。ただし、さりげなくやらないと「おちょくってるのか？」と思われますので、くれぐれもワザとらしくならないように。