あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

ジェラシーの演出方法


 だれかを好きになると、その人のすべてを自分のものにしたいという願望、独占欲がおこってくるものです。この排他的で我がままな感情が、他者によって妨害されることによってお こる火花のことを、ジェラシーとよぶことになっています。ですから、恋をすれば嫉妬の感情もまたおこってくるのは当然ですが、この二つのものは必ずしも正比例するものでもありま せん。場合によっては、嫉妬の感情だけが際限なくエスカレートしてしまうこともよくあるのです。もうそうなると、嫉妬の正体は愛情などという美しいものではなくなってしまい、憎 しみ、恨みつらみ、プライドを傷つけられた痛みなどが魔女の大鍋に投げこまれ、ぐらぐらと空おそろしく湯気をあげる格好になってしまいます。「嫉妬は、つねに恋とともに生まれる 。だが必ずしも恋とともに死なない」(ラーロシュフコー)「嫉妬は、最も才気に富む情熱であるが、それにもかかわらず、最大の痴愚である」(二ーチェ)「嫉妬は、愛しているもの の善を望まないで、愛するものの従属と、それに対する自己の勝利を欲する」(アミエル)このように、嫉妬についていわれている箴言のなかにも、嫉妬の感情を無理ないものと認めな がらも、それに対して手を焼く姿勢がみえます。たしかに、嫉妬の感情には、愛情の裏側にあるものと、愛情をどこかへ置き去りにしたものと二つの種類があって、それが愛する相手を くすぐったい気分にさせたり、得意な気持ちにさせたり、あるいは辟易させたり、憎悪を感じさせたりすることになるのです。仮に、嫉妬にも質と量があるとしたら、愛というオブラー トで包んだ良質の嫉妬をちょっぴり貴重な粉ぐすりのように飲ませる、というのが最も効果的です。強烈な劇薬をビンごと浴びせれば、男は「これほどまでに愛してくれてうれしい」な どと感激するどころか、「結婚してからもこんなふうにヤキモチ焼かれたんじゃ、とてもたまらない。まったく不愉快だ。彼女とのつきあいも、もうこのへんでやめといた方が身のため だな」なんてことになります。では、彼のハートをゆさぶり、愛情倍増をはかるジェラシーのテクニックを実験してみましょう。たとえば「あなた、ほかの女の人とも、こんなふうにし て歩いたことあるんでしょ?」小石をけりながら、気づかわしそうに、でもちょっとこわい声で。彼は心から幸福になり、あなたにもっとこの種のセリフを言わせたくなるものです。ジ ェラシーを演出するときは、本心はあくまでユトリを保ち″静かなること林の如く″であらねばなりません。ジェラシーを、わさびやからしのようなものとして、だれそうな雰囲気のと きにピリリときかせるワザを身につけたら、あなたはまちがいなく恋の達人、そして恋の勝利者になれるでしょう。