あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

恋愛熱が高すぎるゆえの失敗



普通の女性は「好き」と思う瞬間、どうなるのであろうか。顔がポッと赤くなったりするのか。それとも松田聖子のように「ビビビッ」とくるのだろうか。私の場合は、そんなかわいいものでは済まされない。恥ずかしい話だが、変なワキ汗がじわあっと出てきて止まらなくなる。季節を問わず、冬でもじわあっだ。あり得ないくらいカッコ悪い。一度、こんなことがあった。片思いしていた人とドライブできるとなった時だ。8月のとっても暑い日であった。新宿駅で待ち合わせをし、彼が車で迎えに来てくれた。車はジャガー。運転席には、超男前の彼。私のテンションは最高潮だった。と同時に、変なワキ汗がわき出て止まらない。しかも、私は少しでも痩せて見えるようにと、ノースリーブのワンピースの上から長袖のジャケットを着ていた。ものすごく暑いにもかかわらず……。「好き」と感じる気持ちと、「ワキ汗どうしょう」と思う焦りが重なってか、体中の汗腺や毛細血管が開き出した。隣でびっしょりと汗をかく私を見て、彼は言った。「走って来たの?大丈夫?熱あったりする?」まさか、「ワキ汗が止まらなくて」とは言えず、「大丈夫。ちょっと熱っぽいかな……」なんて言ってみた。結局、サウナにでも入ったかのような異常な汗の私を見て、「今日はもう帰った方がいいよ」デートを早々に切り上げ、家に送り届けてくれた。体調は極めて良好だったのだが。私はたぶん、恋愛テンションが異常に高い。好きになると、頭の中はその人のことでいっぱいだ。早朝に起きたら、「彼、まだ寝てるかな?」と考え、昼間仕事をしていても、「彼からメールきてないかな」と気になり、夜、家に帰ってからも、「お風呂タイムに彼から連絡があるかも」と、風呂場まで携帯電話を持っていく。とにかく、恋愛と生活を別物と考えられない。こんな女は、本当にダメだ。だいたい、恋愛テンションが高い女は失敗する。恋愛なんて、好きになり過ぎた方が絶対に立場が弱い。私の場合がまさにそう。好きな人ができると、すべて彼の予定に合わせようとする。彼から「いまから飲みに行かない?」と連絡があれば、夜中の2時であろうが駆けつける。こんな女は値打ちゼロ。お手軽で、お安い女は、全くもって彼女という椅子には座れない。逆に、恋愛よりも仕事が面白くて仕方がない時期があった。高校の教員を辞め、出版社に勤め始めた頃だ。雑誌編集の仕事は思いのほか楽しく、合コンに出かけた先でも仕事の電話を受け、その場で原稿を書いたこともあった。合コンに全く集中していない。けれども、不思議なものだ。「私さん、カッコイイよ。仕事に生きてます!って感じの女の人、僕、見たことなかったからさ」なんて言われて、少しも話してないのに連絡先を聞かれてアタックされたりした。「彼氏が欲しい、欲しい」と言っている間は、彼氏ができない。「結婚したい、したい」なんて言っている間も、結婚はどんどん遠のいていく感じがする。それで、「もう、いいや!」なんてあきらめて、仕事や趣味に目を向け出すと、とたんに彼氏ができたりする。芸能人でも「仕事がノリに乗っている」人ほど、人気の絶頂期で結婚していくではないか。もしもあなたが恋愛に行き詰まっているとしたら、少し立ち止まってほしい。ちょっとだけ息抜きしてみるのだ。習い事でもいい、仕事でもいい、趣味を見つけるのでもいい。何か、恋愛以外で興味を持てるものを見つけてみよう。すると、きっと恋愛もうまく進み出すはずだ。よく「肩の力が抜けると物事がうまくいき始める」というではないか。まさにそれだ。何にでも言えることだが、意気込みが強い故に力が入り過ぎる。すると、思いの強さが伝わり、相手の気持ちを少し重くさせてしまう。押しが強過ぎると、相手を引かせてしまう。恋愛には「冷静さ」と「リラックス」も大事。恋愛テンションの高い私は、自分の失敗経験から、断言しょう。