あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

違うという言葉が、幸せを遠ざける


私か主催するお見合いパーティーに、何回も続けて参加される女性がいました。その回ごとに男性メンバーが代わるので、多くの男性と出会うという意味ではいいのでしょうが、気になったのは、回を重ねるごとに、彼女の男性に対するダメ出しが増えていったことでした。「どうだった? 今回はイイな、と思う人いた?」と私か声をかけると、「先生、ダメ。いないです」「そう?どこがダメなの?○○さんとかは?」「無理です。タイプ的にない。どこっていうか、全体的に違う」彼女はそう言って、その日のパーティーでも、どの男性とも連絡先を交換せずに帰っていきました。実は、こういった女性は非常に多く見られます。「理想と違う」「イメージと違う」「条件と違う」お見合いパーティーに何度も出席していると、変に場慣れしてしまい、知らず知らずのうちに、理想をさらに上げている場合があります。そして、「今回はどうかな?うーん、やっぱり違う。じゃあ次」と、まるで自分が描いた理想像にピタリと当てはまる男性が登場するまで、ほかの男性など眼中にないかのようです。これでは、何百人の男性とお見合いをしても、運命の相手とは出会えません。ちょっと、例えを変えてみましょう。あなたが、洋服を買いに行くとします。その際、何となく欲しい服のイメージを頭に描きますね。「こんな感じの、こういうデザインのワンピースが欲しいなあ」といったイメージです。理想」に対する厳しい意見を書いているので、早々にうんざりしてしまった方がいるかもしれません。「理想を下げれば、いつでも相手くらい見つかるわ。妥協したくないから、こうして苦労しているんじゃない」そう叫びたくなる気持ちもわかります。そうなんです。それほどまでに、現代の女性は「理想」に縛られているのです。私はまず、こうした女性たちの意識を解放してあげたいと、強く考えています。それは決して、理想を捨てたり、諦めたりすることではありません。知らず知らずのうちに凝り固まってしまった思考を柔軟にすることで、結果的に、あなたが思い描いていた理想の男性に辿り着けるのです。女性が抱く男性への理想は、年代によっても変わってきます。理想を求める20代、理想に苦しむ30代、理想を見直す40代、あなたは、どれに該当しますか?20代のころというのは、まだ若く、とにかく楽しい恋愛を求める傾向があると思います。20代前半であれば、まだ結婚を意識している女性もそう多くはないですし、そう簡単に理想を下げる必要もありません。男性から声をかけられる機会もありますし、たとえ恋が終わっても、「大丈夫まだ次のチャンスがある」と、前向きに考えられるからです。自らの理想を追い求め、恋愛を続けられる時期なのです。そして迎えた30代。これまでの恋愛を振り返っても、自分の理想を満たす男性との出会いがなかったと、ふと不安が頭をもたげます。「どうしてうまくいかないんだろう。私の理想が高すぎるのかな?でも、ここまで待つたんだから、もう少し頑張ってみよう……」また、20代の楽しかった恋愛の思い出を、ずっと引きずってしまう女性もいます。当時の彼のことが忘れられないまま30代を過ごしてしまい、新しい出会いを求めることすらせず、結果、思い出がより美化され、恋愛に対するハードルを、自らどんどん上げてしまっていたのです。この時期、誰もが一度は、自分の抱く理想を見つめ直す機会があるでしょう。それは「出産」という、女性には避けて通れないタイムリミットが見えてくるからです。精神的に焦り始めますが、それまでに凝り固まってしまった理想は、今さら簡単に捨てることができません。20代のころの、あの希望に満ちた「大丈夫、チャンスはまだある」とは明らかに違う、「まだ、大丈夫……」という言葉で、自らに言い聞かせます。そして、40代。この年代は、ある程度の自立した生活スタイルができあがっているために、さらなる条件が付加されます。「今の生活レベルを下げてまで、結婚したくない」「結婚するなら、仕事も収入も、自分より上の人でなくては」「人生、愛だけじゃ生きていけない」その半面、老後をひとりで過ごすのは不安といった思いから、私のもとを訪れる女性もいるのです。私は、そんな女性たちにまずこう言います。「いったん、理想を整理しましょう。あなたが相手に求める条件は何?」やさしくて頼りがいがあって、センスもよくて会話が弾む。そして自分を大切にして、いろいろと楽しませてくれる人。ふたりの記念日を忘れたりせずに、ステキなお店に連れていってくれる人。……たくさん出てきますね。はっきりと言葉では言いませんが、容姿に関しても、かなり高いレベルを求めている方もいます。もしこれらすべてに当てはまる男性がいれば、そのまわりには間違いなく、多くの女性がいることでしょう。競争率が高いのは当然です。それでもその戦場に飛び込むのなら、多くの女性たちに勝ち、かつその男性に見合うだけの魅力を備えなければなりません。また、たとえ備えていたとしても、ほかに年齢の若い女性がいた場合、かなり不利になります。女性を選ぶことのできる、一部のモテる男性は、同じ条件なら若いほうを選ぶからです。こうした理想と現実のギャップも、運命の相手を見逃す原因かもしれません。そこで、30代、40代の女性こそ、歳を重ねるごとに増えてしまった「理想」を、一度整理するという作業が必要になってくるのです。20代のころの恋愛には重要だった、「会いたいと言えば、いつでも会いに来てくれる」や、「毎日メールをくれる」といったことは、今でも本当に必要ですか?デートのとき、いつもステキなお店を予約しておいてくれたり、ご馳走してくれることが、愛情の証しだと思っていませんか?そもそも、責任ある仕事を任されるようになり、バリバリ働いているであろう30代や40代の男性に、仕事そっちのけで、あなたのことを考えてほしいというのは、かなり無理があります。また、多くの男性はそこまでサービス精神が旺盛ではありません。女性は、「私のことが本当に好きならば、そのくらいはするはず」と思いがちですが、こういったことを自然にできる男性は、ごく少数です。そしてその理由は、もともと自分がそういうことを好きだからという場合が多いのです。誰かとメールするのが好きだったり、美味しいお店を探して食べ歩くのが趣味だったりします。ですから、こうした条件で、自分への愛情を測ろうとしたり、恋愛の対象から外してしまうことはやめましょう。こうして少しずつ、理想の項目を消していきます。すると、あなたがどうしても譲れない、理想の本質が見えてくるはずです。いかがですか?あなたが求めているものは、意外とシンプルだったりしませんか? あなたのまわりにいる男性のなかに、その本質的な部分を持ち合わせた運命の相手がいるかもしれません。また、これから出会う男性に対しても、まずはその点を見るようにしましょう。せっかく整理した「理想」の項目を増やさないよう、気をつけてくださいね。整理の段階で一度は消してしまった「理想」の項目ですが、この先ずっと諦めてください、と言っているわけではありません。実は、これらは復活させることができるのです。しかしそれは、あなたの恋愛が始まってからのお話です。恋をしながら、あなたがその理想のスタイルに近づけていけばよいのです。その際、絶対に相手に強要してはいけません。例えば、忙しい彼をいたわるメールを自分から送ってみる。ステキなお店を探しておいて、次のデートで彼をビックリさせる……。そうです。あなたが望んでいた理想像に、まず、あなた自身が近づくのですこうしたあなたの姿に、いつしか相手にも自然と変化が訪れます。愛情を与えることは、男性だけの役割ではありません。まず、あなたが与える存在になりましょう。そうすれば、いつしかあなたが思い描いていた、理想のカップルになることができますよ。