あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

2人でいる意味を考える



今、どんなに仲のいい2人でも現世において、いつかは別れの時がやってきます。それが、仏教でいう「諸行無常」ということなのかもしれません。「今、仲のいい2人でいるけれど、もし、彼がいなくなり一人になったらどうしょう。生きていけるかしら?」こんなふうに、先の余計な不安や淋しさを考える人が中にはいます。でも、そんな心配はちょっとどこかに置いておきましょう。未来に対する無駄な恐れや不安を抱くより、これまでの2人で歩んで来られた人生に感謝しながら、今を、そしてこれからを、豊かに生きることを考える方が、どんなに価値のあるものかと、発想を変えてみることが大事なのです。未来は、今時間の積み重ねにあり、現在の延長線にあるわけですから。人生がどんなふうに展開していくかが、とても楽しみです。それに気付くと、一日一日が大切に、そしてとても、いとしく感じられると思います。おしどり夫婦で有名だった作家・江藤淳さんは、奥さんが亡くなられてから病弱な上に気弱になり、ついに自殺という結末を迎えてしまいました。このように、片方が亡くなると、もう片方は支えを失い、生きることの意味を喪失してしまうこともあるでしょう。(特に男性に多いといえます)しかし、そんな悲しみや辛さは、夫婦に隕らず、いろんなケースにも考えられることを知る必要があります。ニュースで耳にしたことですが、離婚して母子2人で暮らしていた母親が、たった一人の最愛の息子を交通事故で亡くしたとか、妻を亡くし、50を過ぎた父親が、可愛がっていた一人娘を、その同級生に殺された、など、予期せぬ最愛の人との別れは残酷にも突然訪れ、地獄へと落とされる思いでしょう。しかし、です。それでも、残された人は生きているのです。それは、その人が悲しみを味わいながらも残された中で、自ら次の光を見つけなければならないがために、生かされているのだと私は思うのです。確かに、最初から一人より、途中から一人になる方がどんなに辛く、恐ろしいほど淋しい瞬間があることか……。それは夫婦だって、親子だって同じことだと思います。それでも、残されたその人が、そのような中で生きていかねばならない何かがあるはずなのです。「どんなに辛くても、淋しくても自ら一歩前にでる人生!」それを見つけ、その暗闇から脱したときに、次なる新しい生き方が用意されているように思うのです。それは、今までとは異なる人間関係、あるいは新しい環境かもしれませんが、今は神様すら教えてくれません。でも、ほとんどの人が、それに気付かず、不安と孤独の中で、仕方なく生きていくのかもしれません。人によっては、自ら命を絶ったり……。何とも残念なことです。人間とは人の間と書きますが、2人で生きている間に、2人だけの世界を生きるのではなく、いろんな「人の間」で、生きていくことも重要だと思うのです。少しでも多くの人と繋りを見つけること。その気になり、行動すればいくつになろうが、気の合う人と出会えるようになっているものです。夫婦2人が、多くの人の間で人生を学びあう中で、2人の生きる力が湧き出てくるものだと私は信じたいと思います。「生きる力」は、自分一人だけの世界ではなかなか出て来にくいものです。2人が出会い、2人して生きているという事実に感謝し、喜びを感じながら生きていけば、更に2人の喜びの人生は増幅されていくことでしょう。人って、悪い方にものごとを考えやすい性質がありますよね。もし、あなた方2人がそうであるならその習慣を、妻になるあなたが自身が変え(ものごとをプラスの方へ考える)、2人の世界のみならず、各々が動くことによって、今ある「2人の人生」の意味が、本当に実感できる時が必ず来ると信じてやみません。