あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

専門分野プロフェッショナルの彼女③

職場の雰囲気を理解しておく
和光での前期研修が終わると、7月から1年間、全国の地方裁判所所在地に配属されて実務研修に移る。裁判所において民事裁判と刑事裁判を半年、検察庁、法律事務所で各3ヵ月の計
1年間である。この間、ローテーションで法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)について、実務を徹底的に実習する。法廷を見学に行くと、裁判官の左右に、何もせずボサっと着席しているのが彼女たちである。この期間は法曹関係者の集中的投資期間である。特に民間の弁護士事務所に研修に来る3ヵ月間は、そこに勤務する先輩イソ弁(あるいはレアケースであるがボス弁)がこぞって資本を投下する。彼女たちも「研修期間中に彼が出来ないと一生結婚できないわよ」と先輩に吹き込まれているので、積極的に外部資本を受け入れる態勢が整っており、双方のニーズが見事に合致する。われわれの業界ではこうした状態を「クローズドマーケットの循環物色」と呼ぶ。この3ヵ月は法曹界にない一般投資家にとって、投資効率の悪い非常に厳しい期間であると言えよう。彼女たちは同じ年に研修を受けた「同期」同士のつながりが非常に強い。彼女たちが言う同期とは大学の卒業年度ではなく、司法研修所の期を指すのである。例え年齢が20歳以上離れていても同期は同期であり、大学時代の先輩後輩が逆転してしまうケースも多く見られる。彼女たちのほとんどは大学在学中から司法試験受験のための予備校に通っている。いわゆるダブルスクールを実践しているのだ。予備校時代に早くも結婚相手を決め、女性の方が先に司法試験に合格してしまい、いつまでたっても彼の方が合格せず、そのまま消滅、というケースも多く見られる。そうしたトラウマを抱えた周回遅れ系イソ弁が若い修習生に激しく言い寄り、裁判所経由でクレームを付けられる事例も年に数件確認されている。気持ちは理解できるが、何事もスマートにいきたいものである。