あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

合コンはまだ30~40年ぐらいの文化

出会いの場としての合コンはいつの頃からあったのでしょうか。ちょっと調べてみたところ、合コンが盛んになったのは1980年代から。それまでは、そんなにはありませんでした。もともと会社で行われる「飲み会」とは別に、学生同士が飲むことを「コンパ」と言っていました。明治期など、かっての大学はほとんど男性しかいなかったので、同じ学窓の主に男性が親睦を深めるために「コンパ」を開きました。そもそもの語源はラテン語の「8mpanla(食べ物をわけあう仲間)」から来ています。まあ昔のコンパはほとんどが男性だったのですね。言ってみれば野郎の飲み会です。それが1980年代になってから、女性の大学進学率が急激に上がってきます。そのため大学に男性だけでなく、女性の姿がたくさん見られることに。18歳~22歳なんて、まさに色んな意味で青春まっさかりですから、当然「合同コンパ」の名のもとに、「恋人探しの飲み会」が始まりました。実際に筆者が大学生だった一984年~1988年はバブル真っ盛りということもあり、非常に合コンも盛んでした。平成になってから、合コンは恋人探しというより「お友達探し」の面も強くなりますが、いずれにせよ1980年代の「合コン」は、まさに恋人を探すための最強のツールでした。もちろん、男が女が異性を求めるのはいつの時代にもあること。それ以前にも「合同ハイキング」などもありましたが、その辺の居酒屋で男女が語り合える手軽さもあって、合コンは大流行しました。「一気飲み」「一気コール」なども、このあたりの流行です。1985年には「イッキーイッキー」が流行語大賞を受賞するほど。その後は、いろんな恋人探しのツール(出会い系、ネット、オフ会)の拡大もあり、必ずしも「合コン」だけではなくなり、今はあくまで選択肢の一つという感じのようです。実際に今の20代の人に話を聞いてみても「あまり合コンは行ったことがない」や「一回もない」という人も珍しくありません。また合コン自体も「異性を獲得する」というのが共通認識であった1980年代からくらべて、かなり「お友達作り」という面も強くなっているようです。もちろん、今でも「合コン命」の人もいますし、「いい人がいれば」という人も多いでしょうけれど。合コンですが、海外でも実はあります。ドイツでは「フェテ」といいます。形はあまり変わりませんが、店を使うより自宅での
パーティ形式で行うことが多いようです。韓国では「ミティン」。英語のヨの皀品ミーティングから来ています。これは日本の合5コンにそっくりです。結婚前の男女のつきあいが禁止されているイスラム社会などは別として、ほとんどの社会では「合コン」の役割を果たしている「なにか」があると考えていいでしょう。古代の日本でも「歌垣(若い男女が決められた日時に集まり、和歌をうたうもの)」が開かれ、そこで異性を見つけていたくらいですから。最近の合コンですが、いろんな形に分化しています。「趣味コン」「空コン(飛行機の中で合コン)」「オタク合コン」「ぽっちゃり合コン」「草食合コン」などなど。また「農コン」なんてのも、テレビで取り上げられ009年に話題になりました。これは「一緒に農作業するコンパ」だそうです。