あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

入籍は日本だけ?

 

 


婚活のゴールは、ずばり「籍を入れること」です。結婚のことをシンプルに「入籍しました」なんて言ったりしますね。その入籍ですが、実は世界の結婚の中でも日本だけの現象といったら驚くでしょうか。「だって結婚したら、どの国でも籍に入れるじゃないか!そうでないと結婚しているかどうかわからないし」という声が聞こえてくるようです。そうなんです。私もそう思っていました。しかし調べたらほんとに入籍は世界でも日本だけでした。なぜかというと「戸籍」は事実上、現在「日本」にしかないものだからです。韓国や台湾にもありましたが、理由はかって日本に戦争中に統治されていた影響です。その韓国も2008年1月1日に「戸籍法」は廃止。台湾も日本統治時代に戸籍制度に無理矢理変えられ、形の上でもまだ残っていますが、実際には個人の記録を中心とした1D制度がメインで、戸籍はほとんど使われていません。中国にも似た制度(戸口制度)はありますが、農村と都市部を分けて個人を固定する個人登録の役割が大きく、日本の戸籍とは異なります。かっての日本の戸籍には「私生児」「庶子」「隠居」などということも記載されていました。現在は「差別的だ」という理由で、消えたり変わりつつあります。日本の戸籍は家族を中心として、国家が管理しやすい形にしてあるんですね。あまり意味のないような「本籍」が載っているのも、その時の名残です。現在、本籍は日本どこに置いてもいいので、勝手に好きな場所にする人も多いようです。無人島や北方領土、それに東京ドーム、。実際に皇族でもないのに、勝手に皇居に本籍(千代田区千代田一番地)を置いている人が多いのは有名な話です。では、世界ではどうなっているのかというと、個人単位の1D制が中心です。それで結婚や出生や死んだ時などに、それぞれの事案別に処理されるのが普通。日本なら戸籍を見れば、全部わかるのに、他国だと個人の1D(社会保障番号)とかがあって、それとは別に婚姻証明書とか、出産証明書だのが別々に発効されます。アメリカの場合だとそれがまた州ごとなので、ややこしい。結婚証明書は「結婚」した州で登録され、別の州で「出生」したら、また別の州で「出生証明書」があったり、それぞれの州でしか把握出来ていません。たまに映画なんかで、意中の男性(女性)からプロポーズされた主人公が「実は別の州で結婚していて、もう別居してるけど、まだ正式に離婚してないから、正式に別れてくれるように元妻(夫)に頼んでくる」なんてのがあります。別の州の記録にしか残ってないから、こっそりやれば相手にも分かりません。でも日本の戸籍だと一発でばれます。もちろん世界には、今でも結婚にあたって親や家族の影響力が大きく「小さい頃に親が勝手に許嫁を決める」というような地域・風習だってまだまだ残っています。でも「戸籍に入れる」「戸籍に入る」という制度は、日本にしか事実上ありません。だって世界で戸籍があるのは、日本だけなんですから。