あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

結婚の条件は最愛の妻の命を奪うこと クマ



日本に住む最も大きい野生の哺乳類は、なんだと思いますか?最大で体重は500キロ程度。元横綱朝青龍の3~4倍近く大きい動物です。アイヌの人々はヒグマを山の神として祀っています。また現在でも、ヒグマはキタキツネと並んで北海道観光のマスコット的存在。みなさんも木彫りのクマをお土産にもらったことはありませんか。登別には観光施設「クマ牧場」があって、そこではヒグマに芸を教え込んでいます。巨大なクマが、実は野生では凶暴なのは有名ですが、それと並んで有名な婚活方法もたまにテレビで映像が流れています。残酷なので、あまり頻繁には流れませんが。それはズバリ「子グマを殺すこと」です。クマの交尾期は6~7月頃。夫婦という観念はなく、雄グマは複数の雌グマと交尾します。夫婦という関係性はないので、雌グマは自分で出産し、自分で育てます。父親は交尾だけするので、育児生活の中には存在しません。この交尾期・発情期に雄グマは子連れの雌グマと出会ったら、激しい婚活をします。それは自分をアピールすることでも、エサを持って来ることでもなく、ただ「雌が連れている子グマを殺すこと」。弱い雄グマを排除して、自分が雌グマと交尾することもあります。子を殺されたら、雌としては子を残せません。そこで、その雄グマと新たに交尾するんですね。もちろん雌グマは子グマを殺されるのはイヤなことなので、子を連れている時は、雄に対して非常に警戒し、また攻撃的になっています。ただ黙って見ているわけではありません。しかし、見つかってしまった場合「雄を攻撃して逃げ切ろう」「あきらめて新しい雄を迎える」のどちらかを状況によって選択し、従っていると思われます。子グマが大きく、もう親離れ寸前なら、雌にしてみればある程度大きくなった財産ですから「子グマを守る」方に傾き、それこそまれたばかりなら、雌としてはまだあまり投資していませんから「あきらめて新しい雄を迎える」方に傾くなど、ケースバイケースで行動しているようです。
同種の子供を殺す。そうすれば、お母さんに当たるクマが交尾してくれるから。こんな婚活もあるんですね。実はこうした理由で子殺しする動物は珍しくはありません。ツバメもしますし、あの癒しの生き物とされているイルカでもこうしたことは有ります。イルカの場合は、子イルカを殺して単に交尾するだけでなく、逃げられないように一匹の雌イルカを雄イルカが取り囲み、長い間集団で輪姦するというすごいこともやっているようです。癒しの動物として人気なので、イメージを壊さないように、そうした姿はほとんど紹介されませんが。人間の婚活では、「相手の家族を殺す!そうすれば寂しいから結婚してくれる」なんてのは問題外でしょう。第一、殺人罪で捕まってしまうのがオチ。もちろん、動物界でもそんな婚活ばかりではありません。全く逆の生態も存在します。たとえばペット猿として日本でも人気のコモンマーモセット。体重300グラム程度の小さい手のひらサイズの可愛い猿です。そのコモンマーモセットは一夫一妻制。子育ては集団で、みんなで行います。子ザルはみんなの宝という感じで、ちゃんと夫婦関係は守りながら、親が忙しい時は他の猿がおんぶしたり、エサをあげたり。みんなで仲良くかわいくすごしています。