あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

不死身だけれど、結婚と死んでしまう ゾウリムシ

 


ゾウリムシは、その名の通り「草履」に形が似ているから付けられた名前です。そのゾウリムシ。単細胞生物で、分裂しては、そのまま生きていく姿勢から「不老不死の生物」だと言われています。たしかに、不老不死と言えないこともないのですが、実は「たまに結婚しないと死んじゃう」ことが分かっています。ゾウリムシの分裂ですが、実は出来る回数が決まっています。状況や種類などによりますが、600回~700回程度の細胞分裂が限界で、それ以上は分裂出来ません。あまりに使いすぎて、細胞内などが傷ついてしますんですね。ある程度分裂すると、それ以上は分裂出来ないので、死を待つだけになります。600回も自分が分裂出来るなんてすごいように思えますが、条件さえよければ分裂が始まったらたった15分程度で2匹になれるゾウリムシ。最適な条件なら月50回程度分裂出来るそうです。600回なら一年ですね。ある回数以上になると、分裂出来なくなり、やがて死んでしまう。では、どうするか。死ぬ前に結婚することで、また新たな人生を始めるそうです。ゾウリムシにも性があります。他の生物と異なりオス-メスという形ではありませんが、ちゃんと自分とは異なる性(接合型)のゾウリムシと結婚(接合といいます)して、新しく生まれ変わります。よくゾウリムシには性が3つあるとか、それ以上あるとか言われるのは、この接合する時の型の種類です。接合の方法は、異性(別の接合型)のゾウリムシ同士がくっつく→2匹のゾウリムシの中身が合体し、混ざって融合する→融合した後に中身が新たに2つに分裂し、新ゾウリムシが2匹誕生。という感じです。新しく生まれ変わり、分裂可能回数のメモリはゼロからスタートし、不死のサイクルが最スタートという訳です。接合して、新しく生まれ変わったあと、50回ほど分裂する間は「性的未成熟段階」で、接合が出来ないことが観察されています。生まれてから結婚可能な若者になるまで、ゾウリムシでも1ヶ月(50回の分裂)はかかるんですね。それまでは結婚(接合)の資格はありません。ゾウリムシの子ども時代は一ヶ月といえましょうか。約50回分裂したあとは接合が出来るようになり、分裂が不可能になる数百回程度までのどこかで、自分とは別の性(接合型)の相手と文字通り一体になって結婚し、さらに別れを経るゾウリムシ。たまに結婚すれば永遠に生き続けられる。なんだかいいですね。