あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

お見合い難民になりがちな人



うちのお見合いシステムに「お任せコース」というのがあります。これは、男性も女性も、会う前にいっさい釣書を見ないで、お見合いする相手を仲人に任せてもらうやりかたです(たまには第3者の意見も聞いたほうがいいですよ)。「この人とこの人は合うはず」と、ふたりを会わせるのです。実は、この「お任せ」で結婚する人が、意外に多いのです。仲人セレクションゆえ、「どんな人が来ても、とにかく会うだけ会ってみよう」と開き直っているから、期待しすぎないぶん、相手を大きな間口で見ることができるみたいです。ところが、まったく逆の人がいます。いざお見合いとなると、目の前にパーッと候補者が出てくるせいか、どんどん理想をつり上げてしまうのです。「自分には、もっといい人がいるはず」「もっとふさわしい人がいるはず」「もっと…」と、揚げ句の果てに決められない。そして、お見合い難民になって、どんどん漂流してしまいます。32歳のWさんもそんなひとり。最初のうちは、「私に合う人がいたら、どんどん紹介してください」と、とてもオープンな姿勢を示していたのに、釣書を見るたびに、そしてお見合いをするたびに、理想や条件が上がっていってしまいました。「今回の人は、お茶だけだったけど、前の人は、食事も連れて行ってくれた」「やっぱり前の人のほうがよかった」「彼はB型だから合わない。私はA型が合うんだわ」必ず比較をする。それも、マイナス思考の比較です。理想を作り上げていって、「今日はこんなデートがしたい」とお見合いに行く。そこに自分の理想通りでない男の人がやって来たら、いっぺんでシャッターを閉めてしまう。すぐにダメ出しをして、もういっさい相手の良い面を見ようとしない。Wさんは「いつも自分のほうから断ってばかりですみませ~ん」って謝るんです。私は見かねてこう言いました。「あのね、Wちゃんは自分が断っていると思ってるかもしれないけど、いつもお相手からもお断りされてるよ」