あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

彼の突然のリストラにあなたは?

お金の話が婚活を左右するケースはたくさんあります。よく、「結婚は愛。お金の有無ではない」ということを言っている人がいますが、私は必ずしもその考え方には肯定できません。 もちろん愛がなくては結婚できませんが、愛だけでも結婚生活が続かないからです。結婚は「結婚式をあげること」ではなく、「二人で暮らしていくこと」。ですから、最低限の先立つ ものがなくては、結婚生活を継続していくことは困難になります。ところで、もしも結婚を前提にお付き合いしている男性が突然、失職したら、みなさんはどうしますか?それでも結婚 をするか、ほかの男性に乗り換えるか、本音のところではとても悩ましいのではないでしょうか。Tさん(41歳・IT系企業の会社員・女性)の場合。IT系の企業に勤務するTさんは 41歳の女性。責任のある立場で仕事をしていて、部下や後輩から相談を受けることもよくあるとか。もともと体育会出身ということもあって、サッパリした性格とガッツが認められ、本 人が新人の頃は上司や先輩に毎日のように飲みにつれて行ってもらったそうです。Tさんいわく、「あの頃は、まだバブルの残り香がほんのり漂っている時代だったんだと思います」。 そんなTさんも気がつけば40歳を超えていました。仕事が楽しくて夢中になっていたら、周りの女友達は次々と結婚していた、という状態です。40の声を聞いた途端、恋愛のほうもサッ パリ。「昔は黙っていても毎日ごちそうされたのに、今は全然。むしろ後輩と食事をすると、『先輩、ごちそうさまです!』と先に言われてしまいますから」と話すように、最近は部下 や後輩の支払いをすることも多いそうです。そこで、遅まきながらTさんも真剣に結婚したいと考えて、私のところに相談に来ました。Tさんの希望は、「気前がいい人がいい。私より 年収が高い人がいいし、デート代はいつでも男性が支払ってもらいたい」というもの。Tさんの年収は800万円だったので、それ以上の収入がある男性を探してお見合いをセッティン グすることにしました。お見合いで二人のフィーリングも合い、交際を進めることになったのですが、2ヶ月後に突然、彼のほうが会社からリストラを宣告されてしまったのでした。T さんにとっては、結婚相手に求める最優先事項は見た目でも性格でもなく「お金」の一点張りでしたから、突然のリストラ宣告は相当ショックなこと。私は内心、「これはさすがに、破 談になってしまうかもしれない……」と不安に思ったものでした。ところが、賢くて勇気のあるTさんの考えは実にキッパリしたものでした。「大丈夫。失業中は私がサポートさせても らうから。その代わり、今よりもお給料がいい会社に就職できるように頑張って。そうしたら結婚しましょう」と彼に告げたと言います。Tさんは、彼が仕事のできる人だとわかってい たので、今の会社を辞めたところで次の仕事が必ずあるだろうと信じていたことを、後日私に話してくれました。あれほど、男性から奢ってもらうことにこだわっていたTさんが、気持 ちを切り替えた瞬間に、幸せな結婚ができたことは、私にとっても目からウロコの嬉しい展開でした。