気軽な男友達を持つ

よく言われていることですが、女性の好きな女性のタイプと男性の好む女性のタイプは違います。顔立ち、ファッション、話す内容……等々、すべてにおいて少しずつ異なります。そし てその違いについて、女性ばかりの中にいると次第にわからなくなってくるのですね。例えば女性には、セレブが好きという人が男性より多いのですが、好きな気持ちがエスカレートす ると豪華な服装も真似したくなってきます。そしてそれが一般的にも「ありうる」ような気になってしまうものですが、普通の男性には受けません。しかしそういうことが、女性の中に だけいるとわからなくなってくるのです。ですから「女性向けの人間に特化しない」ためにも、男性と接するのは大事です。そしてそうすることで、より積極的に「男性の嗜好を知る」 こともできるのです。例えば男性向けの雑誌を見ていると、ギャグとしか思えないような価値観、「若い女性がいい」だとか「やれる店はどこか」などというような記事が出てきます。 普通に読んでいるだけでは、それは「ギャグだろう」と思うものなのですが、実際に男性と接していると、意外とそうではないことがわかります。つまり普段、異性と接しているか否か で男性の好みや価値観が少しはわかるようになるのですね。そしてそれがあるとないとでは、誰かにアタックするときの実力に大きな違いが出てきます。そこで、男友達です。ある程度 の頻度で男友達と会合を持つのはとても大事です。「どうして男性はメールをしないのか」「親しくなると口数が減るのか」「なにが言いたいのかわからない」など前カレや彼氏候補に 思う疑問を、その人にぶつけるのです。男性のなぞの行動には、実は意味のない場合が多いので、「それは単に面倒だから」「忙しいから」で、すぐに解決します。しかし同じ内容を女 友達に相談した場合には、「ほんと、男ってわからないわよね」などと同調してもらえるので憂さは晴れるのですが、解決はしません。そして同調してもらえたので、その案件はより問 題化してあなたの胸に残るのです（破滅の始まりです）。また、その男友達があなたにとって友達以上の人ならば、その会合を持つことで悩みは最早どうでもよくなります。会自体が心 浮き立つデートにもなって、まさに一石二鳥です。日常的にデートをすることは、女性にとっては本当に大切で、「デートしないと女性はウェストが太くなる」という俗説もあるほどで す。まあ真偽のほどはわかりませんけれど、男性と接していないと、女性ホルモンが非活性化されていき、女性らしさからどんどん遠ざかってゆくというのは考えられる話です。だから そういうことを考えてもやはり、デートできる男友達はちゃんと作っておくべきです。そしてこの場合には、彼が友達であるのは重要です。好きな人ほど緊張しないで話すことができる ので、男心について聞くのも実に忌憚なくできますし、場合によっては、自分の好みを赤裸々に話して「紹介してよ」とお願いすることもできるのです。そういう男性とデートすること で、たとえ彼氏がいないときでも、女磨きを怠らない。そんな態度や心がけがあなたに、いつしか本当のときめきと恋をもたらしてくれるのです。