あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

婚活よりまず恋活


先ほど少し触れましたが、私のところには、40代の女性も多く相談に来られます。そこで多いのが、やはり「結婚したい」というものなのですが、とある相談者に、「これまでに、結婚のチャンスはなかったの?」と聞いたところ、「今までは、それほど結婚願望がなかったんです。でも40代になって、この不況のなか、この先ひとりで生きていくのも不安だし、老後もさみしいかな、って」という答えが返ってきました。私は、これにはいささか疑問を感じました。「それだったら、結婚にこだわる必要はないんじゃない?同棲だっていいし、さみしいなら、お友だちだっていいわけでしょう?」「でも、ちゃんとしたかたちが欲しいんです。保証というか……」彼女は、そう言うのです。これは、結婚の本質を履き違えています。確かに、昔は女性がひとりで生きていくことなど到底、無理な時代でした。男性に養ってもらい、子供を育てることが、女性に許された人生だったのですから、親や家同士が決めた、顔すら見たこともない相手のもとに嫁いでいったのです。ですが、今は違います。まず男性が、生涯、家族を養い続けられるかということに、不安を感じています。そんなご時世に、結婚に対し、まるで生活の保証契約を求めているかのような女性は、すぐにその意識を見抜かれ、引かれてしまうでしょう。「婚活」というブームに流され、大切なことを忘れていませんか。結婚に必要なのは、まず、ちゃんと恋愛をすることなのです。お見合いパーティーでも、「結婚、結婚」とそればかりをゴールに見据えていると、どうしても条件で男性を見てしまいます。でも、その条件、本当に好きになった相手なら、実はどうでもよくなってしまうことが多いのです。以前、知り合ったばかりの男性とデートをした女性から、こんな相談を受けたことがありました。「先生、このあいだの人、軽自動車に乗っているんですよ。どう思います?」私は最初、彼女の質問の意図がよくわかりませんでした。「どう思うって、何か?」「人を(デートに)誘っておきながら、軽自動車で来たんです」「ふうん。別にいいじゃない。軽だって」「え?‥冗談じゃないですよ!信じられません」「何、あなたこそ冗談言ってるの。そんなに軽自動車が嫌なら、あなたの車に乗せてあげれば?」私がそう強く言っても、私かそう強く言っても、彼女は一向に聞く耳を持ちません。「車は男性が用意するもの」と言って、この一件で相手の方とは終わりにしたようです。なんて残念な考え方でしょう。相手がどんな車に乗っているかなんて、深く好きになってしまえば、あっさりと許せることなのに。「初デートで、いきなり焼き鳥屋に行った」「食事をしたら、割り勘だった」「着ている服がビミョーだった」「会話を盛り上げてくれようとしなかった」これらもすべて、好きになる手前だから、許せないんです。恋愛が始まってもいないのに、そんなことで男性を振り分けてしまっては、いったいどの時点で相手を好きになれるのでしょうか?好きな人の車ならば、どんな車種でもドライブしていて楽しいし、何を食べても幸せなはず。会話も自然と生まれるし、たとえ沈黙が続いても、そばにいるだけで幸せを感じられる。婚活よりも、恋活。恋愛のステップを飛ばしてしまったら、幸せな結婚はありえません。相手と3回会ったら、そこで結婚するかどうかを決めなければいけないというお見合いサービスもあるようですが、個人的にはあまりオススメできません。半年なり1年なりお付き合いして、まずは相手のことを「好き」と思える感情を、しっかりと育ててください。結婚相手を探している男性だって、やはり恋愛がしたいんです。無意識に、「結婚したいオーラ」を強く出してしまうことで、逆にうまくいかない女性は、とても多いように感じます。お見合いパーティーでも、まずはステキな恋愛をすることから始めましょう。遠回りをしているようで不安かもしれませんが、かえって結婚の近道につなかっているものなのですよ。私たち女性は、強い生き物なのです。どんなに傷ついても、涙を流しても、ちゃんと立ち直る力を秘めているのですよ。恋愛に対する自信など、最初から必要ないのです。自分の気持ちに素直に向き合える、勇気と強ささえあればよいのです。では、その勇気と強さは、どうやって身につければいいのでしょうか。恋愛以外のことに対する「自信」を、持つようにしてください。仕事でも趣味でもいいですし、掃除が得意だったり、料理が上手だったりでも結構です「何だかとても魅力的な人だな」男性からも、そんなふうに感じてもらうことができるのです。そして、もし万が一、ひとつの恋が終わってしまったとしても、あなたの自信は、心の傷を癒やすお手伝いをしてくれるでしょう。恋に破れ、まるで自分を否定されたかのような絶望感に襲われても、あなたに残されたその自信の源は、あなたをしっかりと支えてくれるのです。「たとえ失恋しても、それですべてを失うわけじゃない。私には、ちゃんと残っているものがある」自分に自信のある人は、失敗や傷つくことを恐れません。その「こと」だけが、自分のすべてではないことを理解しているからです。この気持ちは、恋愛をするにあたって、とても強力な武器となります。自分の心に、しっかりと根付くような「自信」を持つ。幸せをつかむには、自分の内面を磨くことが必須です。もし「何もない」というのであれば、これから見つけてみましょう。資格を取るのを目標にしたり、スクールに通うのもいいかもしれません。何かひとつ、自分に自信を持っていると、それは自然とあなたのオーラになり、あなたを魅力的に輝かせます。「この人、なんか堂々としてるな」、と。