あいちゃんずでいず

あいちゃんとゆかいな仲間たち(男子も既婚者もいます)婚活、お見合い、恋愛に役立つブログを更新していきますね。真面目なお話からくだらないお話まで付き合ってください。

恋人ができにくいタイプ


「街へ出ると、恋人たちが楽しそうに腕を組んで″我が世の春″とばかり歩いています。それを見ると、なぜ私には恋人ができないのかしら。どうしたら男性に愛されるようになるんだ ろうか、といつも思うのです。仕合わせそうなカップルを見るのが嫌なので、土曜も日曜も家にとじこもっているの」そのお嬢さんは、半ば自嘲的にそう言って肩をすくめました。彼女 はごく平凡な顔立ちで、スラリとして何を着てもよく似合い、なぜ男性が放っておくのかと、私は不審に思いました。しいていえば、非常に物堅い家庭の女きょうだいばかりということ が、彼女をきちょうめんなピューリタンにしてしまったのではないか……。その後、何気なくテレビを見ていましたら、ある若手の人気作家がこんなことをしゃべっていました。「男は みんな狼よ、つていう歌の文句がありますが、ほんとにこう思っているらしい女性がいるんですね。そういうタイプは一番嫌です。こちらの何気ない行動をいちいち色眼鏡で見られるん ですから、かないませんよ。男としては敵意を抱きたくなりますね」私はふっと、さきに述べた良家のお嬢さんのことを連想しました。彼女も両親とくに母親から男性不信を教育された のが災いしているんじゃなかろうか。「男に気を許してはひどい目にあいますよ。用心しなさいよ」と言われつづけ、それが肌にしみこんでしまって男性に対したとき反射的な言動とな ってあらわれるのではないか、と。こうした過剰防犯型は、さぞや沢山の男性から言い寄られつけている美人に多いかというと、そうではなくて、容姿のさほどでない人の方がより強い というはなしです。「美しい女ほど陥としやすい」男たちは異口同音に言い放ちます。「容貌なりスタイルなりにコンプレックスをもっている女性は、男性に対して臆病で警戒心が強い ので、ちょっとしたほめ言葉や誘いをいちいち疑ってかかるが、自分でも美人だと認め、男の眼を惹くことに自信をもっている女性は、案外すんなりのってくる」ものだそうです。小さ いときから、姉または妹の方が色白だったり、器量よしだったりで、心ない母親に年中比較されてけなされていたとか、残酷なあだ名を友だちからつけられて、極度の容貌コンプレック スに陥っている女性は結構いるものです。しかし多くの人は、自分で思っているほど不美人ではないのですが、不当な劣等感が男性に対して防禦態勢をとらせ、心を開かせません。へた な慰めやおだてをすると、馬鹿にされたようにとって、一層傷つき自分の殼にたてこもってしまいます。社内の若い男性から、「お茶でも飲みに行こうよ」と誘われたとき、「この人ど うして私を誘うのかしら。何か下心があるのかも……私を玩具にする気かも……」とあやしんだり、「二人で喫茶店に入っているところを誰かに見られたら噂のたねになってしまう。同 僚も連れていった方が無難かもしれない……」とぐずぐず煮えきらないタイプより、「アラ、おごってくれるの。ステキー」と、いそいそついてくる女性の方が、男性にとって好ましい にきまっています。そういうフランクで明朗な女性に、男性の人気が集中してしまうのも当然なこと。いきなりホテルや旅に誘われたのならいざ知らず、パブリックな場であればこだわ るのは失礼というものです。男性を猛獣ときめてしまわず、彼らの高尚な面も他愛ない面もちゃんと見届けて、調子を合わせることが必要です。たとえば朝夕のラッシュのときなんか、 そのつもりなんかないのに押されて偶然そばの女性の腰にさわってしまうことがあります。そんなとき、まるでこちらが故意にしたと言わんばかりに、さもいやらしそうにパッと払いの けたり、すさまじい形相でにらみつけたりする女性がいます。まったく腹が立ちますね。ああいう極端に被害妄想の女を見ると、冗談じゃないよ、だれがお前さんなんかをくどいてやる もんか、頼まれてもごめんだね、とどなりたくなる」この男性の憤慨にも耳を傾ける必要がありそうです。また、虚栄心が強すぎる人、気位の高い人も、たとえチャンスがあってもなか なかそれを掴みません。有名な女子大出のお嬢さんですが、通勤電車の中で見染められ声をかけられたというだけの理由で、相手の男性を不良扱いしてヒジ鉄を喰わせました。ところが その青年は一流企業のエリート社員で、国際級のアマチュアテニスの選手だった、とあとでわかってくやしがっていました。たとえ出会いはどんな形であれ、又とないすばらしい相手で あることもあるのです。そこは動物的カンを働かせて判断しましょう。恋愛を淫らなことと罪悪視する人、自意識が強い人、知的すぎる人、かわいらしさのない人なども、恋愛という自 我を崩壊させる強烈な美酒に酔う資格のない人です。「どうせ私なんか、男に好かれるわけはない。べつにそれでもちっとも構わないわ」という居直った感じの女性は、すぐにそれとわ かるもので、男性はアタックする気にもなれないでしょう。顔なり姿なり服装なりを、少しでもきれいに見せたい、魅力的に作ろうという気のない人は、片意地で不遜な感じを男性に与 えるそうです。この種の人は、自ら恋愛戦線を脱落しようとしている、と思われてもしかたないでしょう。太古よりこのかた、男は女に美しくあってほしい、と切に望んでいるもの。動 物ですら、求愛の季節になると羽づくろいしてデモンストレーションしているではありませんか。男性に媚びるのは当たり前のことで、少しもいやらしいことではないのです。男性だっ て「これは」とねらいをつけた女性に対しては、さまざまに媚態を呈します。お互いに、素直にいきたいものです。